YUKKIGAMES: Ｄ・カーネギー　道は開ける　メモ

悩みに関する基本事項

・過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の区切りで生きよう。　　

・１．「起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること。

　２．やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。　　　　　　　　　　　　　

　３．それから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること。

・悩みに対する戦略を知らないものは若死にする。

悩みを分析する基礎技術
・第一問　私は何を悩んでいるか？
　第二問　それに対して私は何ができるか？
　第三問　私はどういうことを実行しようとしているのか？
　第四問　私はそれをいつから実行しようとしているか？
・１．問題点は何か？
　２．問題の原因は何か？
　３．いくとおりの解決策があって、それらはどんなものか？
　４．望ましい解決策はどれか？

悩みの習慣を早期に断とう
・忙しい状態でいること。悩みをかかえた人間は、絶望感に打ち負けないために、身を粉にして活動しなければならない。
・気にする必要もなく、忘れてもよい小言で心を乱してはならない。
「小言にこだわるには人生はあまりにも短い。」
・「記録を調べてみよう」。そして、こう自問するのだ。
「平均値の法則によると、不安の種になっていることがらが実際に起こる確率はどのくらいだろうか？」。
・避けられない運命には調子を合わせよう。
・１．現在、自分が悩んでいることは実際にどの程度の重要性があるか？
　２．この悩みに対する「ストップ・ロス・オーダー」をどの時点で出して、それを忘れる
　　　べきだろうか？
　３．この呼子笛に対して正確にはいくら支払えばよいのか？すでに実質価値以上に払いす
　　　ぎていないだろうか？
・オガクズを挽こうとするな。

平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法
・快活に行動すれば自然に愉快になる。
・仕返しをしてはならない。敵を傷つけるよりも自分を傷つける結果となるからだ。私たちはアイゼンハワーの態度を見習おう。つまり、嫌いな人について考えたりして、一分間たりとも時間を無駄にしないことだ。
・Ａ　恩知らずを気に病むかわりに、むしろ恩知らずを予期しよう。キリストは一日に１０
　　　人のライ病患者をいやしたが、キリストに感謝したのはただ一人だけだったことを思
　　　い出そう。キリストが受けた以上の感謝を期待するのは無理ではあるまいか？
　Ｂ　幸福を見つける唯一の方法は、感謝を期待することではなく、与える喜びのために
　　　与えることである。
　Ｃ　感謝の念は後天的に「はぐくまれた」特性であることを思い出そう。だから、子供に
　　　感謝の念を植えつけるためには、感謝の念を持つように子供に教えなければなら
　　　ない。
・厄介ごとを数え上げるな、恵まれているものを数えてみよう。
・就職希望者の犯す最大の誤りは本来の自分ではなくなることだ。警戒心を解き、素直な
　態度を取るべきなのに、彼らはしばしば相手が望んでいると思う答えをする。
・他人の真似をするな。自己を発見し、自己に徹しよう。
・運命がレモンをくれたら、それでレモネードをつくる努力をしよう。
・人生で最も大切なことは利益を活用することではない。それならバカにだってできる。
　真に重要なことは、損失から利益を生み出すことだ。このためには明晰な頭脳が必要と
　なる。ここが分別ある人とバカ者との分かれ道だ。
・他人に興味を持つことによって自分自身を忘れよう。毎日、だれかの顔に喜びの微笑が
　浮かぶような善行を心がけよう。

批判を気にしない方法
・不当な批判は、しばしば擬装された賛辞であることを忘れてはならない。死んだ犬を蹴
　飛ばすものはいないことを思い出そう。
・最善を尽くそう。そのあとは古傘をかざして、非難の雨が首筋から背中へ流れ落ちるの
　を防げばよい。
・自分の犯した愚行を記録しておいて自分自身を批判しよう。私たちは完全無欠を望めない
　のだからE・Hリトルのやり方を見習おう。偏見がなく、有益で、建設的な非難を進んで
　求めよう。

疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法
・軍隊でやっていることを見習って、ときどき休息しよう。皆さんの心臓と同じように
　働こう。疲れる前に休むのだ。そうすれば、あなたは起きている人生に一日一時間を
　付け加えることができるだろう。
・勤務中の習慣その１：当面の問題に関係のある書類以外は全部机の上から片づける。
　勤務中の習慣その２：重要性に応じて物事を処理すること。
　勤務中の習慣その３：問題に直面した時、決断に必要な事実を握っているのだったら、
　即刻その場で解決すること。決断を延期してはならない。
　勤務中の習慣その４：組織化、代理化、管理化することを学ぼう。
・仕事に興味を持つことがあなたのためになるということだけを考える。自分自身が起きて
　いる時間の半分近くを仕事に費やしており、その仕事の中に幸福を発見できないのなら、
　幸福などどこにも見出すことはできないのだ。
・不眠症で悩まないために
　１．眠れいないときには、サミュエル・アンタマイヤーを見習うこと。眠くなるまで
　　　起きて仕事をするか、読書をしよう。
　２．睡眠不足で死んだ者はいないことを思い出そう。不眠症について悩むことが、
　　　睡眠不足以上に有害になる。
　３．祈るか、ジャネット・マクドナルドのように詩篇二十三を繰り返し読む。
　４．身体の力を抜くこと。
　５．運動をしよう。起きていられないほど肉体を物理的に疲れさせること。

私はいかにして悩みを克服したか。
・今悩んでいることがまちがいなく起こるという保証はどこにあるのか？
・人生における成功の大きな原因は情熱である。
・興味深い本を読むことで、心の悩みを追い出すことができる。
・大いに汗をかく主義を実行する。憂うつや悩みが消えうせる。
・仕事をしながら、くつろぐ。焦る、せかせかする、緊張した状態で働かない。
・適切な視野から悩みを観察する。二カ月もすればその悩みは解消しているだろう。
・今日一日の区切りの中で生きる。
・悩みに対する最良の解毒剤は運動である。
・物事をつきつめて考えすぎない。くだらない悩みは笑いで吹き飛ばそう。
・落ちるところまで落ちてしまえば、あとは上へ行く努力をすればよいはずだ。